永和会の理念

永続的な平和を希求し、その平和を礎にするより良い社会を実現すること。これは人類の祈りにも似た至上の願いであり、私たちが生涯を通じて追い求めていきたいものであります。社会福祉法人永和会は、そのような想いのもとに誕生いたしました。

私たちが暮らすこの社会において、全ての人がその尊厳を保ち、心豊かに生きていくことは容易に実現できることではありません。
それらは、それを得ようとする人々の不断の努力と、能動的な取り組みを経て初めて実現されるものだと思います。私たちは微力ではありますが、豊かな社会形成の一助となることに貢献したいと考えてまいりました。その手段として出た一つの答えが社会福祉事業を通じての活動でした。

社会福祉を実践する上で、私たちは地域の皆様やご利用者に対し、どのように接していくべきか。永和会の理念、「愛と良心に基づく高い志を抱いて地域社会に貢献する」はそのような内観から定められました。

愛とは「人を慈しみ、個人の尊厳を保つこと」、良心とは「正しく行動しようとする心」ひいては「人間にとって正しい行いとはなにか」を問う姿勢そのものだと考えております。問い続けることで、正しい選択は自ずと導かれると確信しています。

私たちは、支援を必要とする方々に対し社会保障の一環としてのサービスの提供だけではなく、日々安心できる生活、日毎の充足感を伴うサービスを提供してまいります。
永和会は、その実現に向け、今後とも邁進していく所存であります。

社会福祉法人永和会
理事長 柳生 良雄